繰り出すひとが溢れる通りから
外れた路地が手招くようだったな
泣き出す君は台風のようだったな
走り出すときはいつでも急だったな
雨の日には傘になろう
君がひとり濡れないように
晴れた午後は海へ行こう
風が運ぶ夢
こんな日々が続くような日和
通り雨が降り出しても
それでも君が笑うように
午後が来たよ
さようなら 旅のひと
……