調子善い言葉で
君を待っているんだ。

いまなら此処から
君に気付けるんだ。

「何かを見せなくちゃ。」
胸に突き立てんだ。

すべてのこれから。
ここで始まらせんだ。

ふたりきり
うしろまえ
束の間の静けさに溺れ、ぽたり

上向きにこぼれおちていく
何かの塊を見つめる。

知らないな、知らないな　こんな
夜をぼく、知らないな　きっと

ありのまま見放した線が
この右手貫いてった。

味があった
深く息を吐き出すんだ

さあ。

ぼくらの意識遠くなっていく
君には今日も驚かされる
そこに値段をつけるんだ、いま。

夢に逸れた道を砕いた
情に塗れた明日が揺らいだ
とりあえずいまをとじてみようか？