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眠りにおちてゆく その横顔を むさぼるように見つめ
胸の響き 悟られぬよう 青く染まる部屋を抜け出した
すべてを盗みたいかすかに漏れる息まで
なのにいつかは 離れて行くと男は呟いている
何かを期待することで 時にすれ違うけれど
無心に与えあい続けることは 夢の道端に咲く花のようだ
誰にでもできることなのだろう
ひとつの想いだけを 貫こうとすればするほど
愛とはほど遠い力に 激しく揺さぶられる
波のうねりのような 正直なわがままを
もっとぶつけてくれ ごまかしはしない
あなたを抱き締めよう
とぎれた薄い雲が 目の前をまた横切れば
密かにもう大きな決心が 今夜もぼやけてゆく
闇の中から柔らかに月は照らし続ける
少しつづずれながらも
手探りで寄り添い歩く心を