このアルバムは今までの(?)kagrra,とは少し違って一人称が「僕」がほとんどです。音楽も聴き易くなった気がしました。独特と言うよりも耳に残るような曲調です。「さようなら」とかはすぐに覚えてしまう程です☆サビが覚え易くて好きな曲です。最近のシングルもそうでしたが「私」「貴女/貴方」から「僕/俺」「君」へと変わりつつあるようです。ポヒュラーな音楽になりつつあるような気がするんですが、それでもやはり和風らしさは残っていて、私は「運命の糸」いう歌が大好きです。「私」「貴方(貴女)」の書き方が好きな(慣れた?)私にとってはとても好きになれる曲でした。中でも歌詞にある「小指を噛み締める 傷みはあの指切り」の部分の詞がとても良いと感じてしまいました。「霞んだ冬の向こうに…」「雫」「風」「維新」も好きです。「雫」は歌詞も深くて好きというか印象に残りました。歌詞が“和”だなと感じられた部分が「問うのなれば」の部分です。「問うのなら/ならば」とかではなく「なれば」と書いてある所がよかったです。全体的に良いアルバムでした!ただ欲を言えば艶っぽい歌声がせっかく歌える声ですので、もう一曲くらいそんな曲が欲しかったかな?
それから歌詞が縦書きで右から始まるのって“日本”ですよねぇ。めずらしいです。ふと気付いて(遅い?)和を感じます。「うたかた」「叫び」はシングルで先に聴いていましたが良い曲だと思います。PVもよかったですよ!!夕暮れに染まる海がとても綺麗です。kagrra,にはkagrra,らしさを貫いて欲しいです。「運命の糸」みたいな歌を歌い続けて欲しい…。