今作は椎名林檎のシングルの中で唯一、歌詞がフィクションである(今までの歌詞は実話を元に書き下ろされている)。表題作「歌舞伎町の女王」は、福岡から上京して渋谷のレコードショップでアルバイトしていた時、帰宅の際にSMクラブのスカウトマンにしつこく話を持ちかけられた事を思い出し、風俗をテーマに新宿区歌舞伎町を舞台にした歌詞を書いたものである。ジャケットは新宿ゴールデン街で撮影、PVは東京都内の豊島区にある法明寺で撮影されている。また、後に椎名林檎は完成されたPVを見た友人から「あれホラーだよ~」と言われてショックを受けたという。
この楽曲は甲斐よしひろが2007年2月7日にリリースしたカヴァーアルバム『10 STORIES』のなかでカヴァー・収録されている。
C/Wではシンディ・ローパーの曲「unconditional love」(アンコンディショナル・ラヴ)をカヴァー、3曲目には実際の路上での弾き語りを収録した「実録 -新宿にて- 丸の内サディスティック~歌舞伎町の女王」が収録されている。